柔道、谷亮子氏が4段から6段に 女子初の飛び昇段 

 2000年シドニー、04年アテネ五輪柔道女子48キロ級金メダリストで、元参院議員の谷亮子氏(42)が女子4段から6段に昇段したことが15日、分かった。講道館によると、飛び昇段は女子の段位が導入された1933年から初めてだという。

 谷氏の昇段は95年の世界選手権幕張大会での優勝後以来。昨年11月に故郷の福岡で昇段試験を受け、九州柔道協会から推薦された。同協会は「申し分ない実績を持ち、本来なら6段になっていなければならない年齢」と説明した。

 谷氏は2010年の現役引退後は全日本柔道連盟で理事を務めた。将来的には指導者の立場で柔道界に戻る意向もあるという。


  • LINEで送る