蒋経国元総統の死去から30年 台湾、国民党功績アピール 

台湾の蒋経国元総統死去30年の追悼式典であいさつする馬英九前総統=13日、台北市(共同)

 【台北共同】台湾の蒋経国元総統死去から13日で30年となり、野党国民党は急速な経済発展を実現させた元総統の功績をたたえる追悼式典を台北市で開き、政権復帰への意欲を示した。ただ父親の蒋介石元総統とともに政治弾圧を行った負のイメージもあり、台湾での評価は一様ではない。

 式典で、かつて蒋経国の英文秘書だった馬英九前総統は「台湾の民主改革をもたらした」などと称賛した。

 蒋経国は父親の後継者として育てられ、行政院長(首相)などを歴任し1978年総統に就任。空港など大規模インフラ建設を推進した。副総統に李登輝氏を起用し、戒厳令を解除するなど民主化の基礎も築いた。


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