経営難のJR北海道巡り意見聴取 国交省、夏までに方向性 

 経営難のJR北海道を巡り、国土交通省は12日、道と同社を交えて協議し、路線維持やJR北海道への支援に対する考えを聴取した。2019年度予算の概算要求がある夏までに、財政支援の是非も含めて方向性をとりまとめる方針だ。

 会合で、道は老朽化した橋やトンネルの修繕に対する国の支援をあらためて要請。JR北海道は経営状況や、沿線自治体との協議の進み具合を説明した。国交省の担当審議官や北海道運輸局長、道副知事、JR北海道副社長が出席した。

 JR北海道の西野史尚副社長は会合後、記者団に「地域の交通を守る方向は3者共通だ。地域に理解してもらえるよう努力を続ける」と話した。


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