17年の訪日客2869万人 6年連続、最多更新 

多くの外国人観光客らでにぎわう京都・伏見稲荷大社=2017年9月

 石井啓一国土交通相は12日の記者会見で、2017年(1~12月)に日本を訪れた外国人旅行者が前年比19・3%増の推計2869万人だったと明らかにした。6年連続で前年を上回り、過去最多を更新した。政府は東京五輪・パラリンピックが開かれる20年に4千万人まで増やす目標で、今後もさまざまな政策実行で上積みを図る。

 韓国などアジア各国と日本を結ぶ格安航空会社(LCC)の増便や、中国を中心としたクルーズ船の寄港増、中国やロシアの入国査証(ビザ)の発給要件緩和が押し上げ要因となった。インドネシアやベトナムなど東南アジアからの訪日客も好調だった。


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