川端康成の直筆原稿、個人が寄贈 学生フォーク音楽「清新」と評価 

川端康成が学生のフォーク音楽イベントのプログラムに寄稿した直筆原稿(鎌倉文学館提供)

 日本人で初めてノーベル文学賞を受賞した小説家の川端康成が、学生のフォーク音楽イベントのプログラムに寄稿した直筆原稿が、個人の所有者から鎌倉文学館(神奈川県鎌倉市)に寄贈された。学生のフォークを「私には清新で親愛」と評価しており、文学館の担当者は「よく知られる絵画や工芸だけでなく、音楽にも関心があったことを示す貴重な資料だ」としている。

 1966年に開かれたイベント用で、400字詰め原稿用紙に2枚半。

 直筆原稿を保管していた横浜市の男性が亡くなったことから、寄贈を決めた。鎌倉文学館は4月下旬にも公開する予定。


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