2018年1月10日 17:39 | 無料公開
小惑星りゅうぐうに近づく「はやぶさ2」のイメージ(池下章裕さん提供)
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10日、小惑星りゅうぐうを目指している探査機「はやぶさ2」が、りゅうぐう到着に向けて最終段階となるイオンエンジンの連続噴射を始めたと発表した。6月下旬に上空20キロに着き、約1年半、岩石の採取などに取り組む。
JAXAによると、りゅうぐうまでは残り約350万キロ。エンジンを6月上旬まで噴射して距離を縮める。正常に動かないと到着が遅れたり、たどり着けなくなったりする可能性がある。
探査では主に、衝突装置で作る人工のクレーター内など計3カ所に着陸して岩石を採る。順調なら10月下旬に1回目の着陸を試みる。