穴にすっぽりエゾフクロウ、札幌 にっこり愛らしく 

 札幌市の公園の木に野生のエゾフクロウがすみ着き、人気を集めている。木の穴にすっぽりと収まり、にっこり笑っているように見える表情が何とも愛らしい。昨年11月にすみ着いたとみられ、公園の管理担当者は「静かに見守って、自然のままの姿を見てほしい」と話す。

 エゾフクロウは樹齢約400年のイタヤカエデの穴で暮らす。まばたきが重くなり、そのうち寝入ってしまう。カラスが鳴くと丸い目を見開くが、すぐにまた眠る。

 札幌市の円山動物園によると、エゾフクロウは道内全域に生息。成鳥は体長30センチほどで、人家の軒下や巣箱にもすみ着き、ひなを育てる。


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