2018年1月5日 17:46 | 無料公開
小惑星りゅうぐうに近づくはやぶさ2の想像図(池下章裕さん提供)
小惑星りゅうぐうを目指している探査機「はやぶさ2」のイオンエンジンを、10日から約5カ月連続で噴射させると宇宙航空研究開発機構が5日、発表した。予定通りに作動しないと到着が遅れたり、たどり着けなくなったりするため、担当者は「当面の最大のヤマ場」と気を引き締めている。
はやぶさ2は14年12月に打ち上げられた。これまで太陽の周囲を回るりゅうぐうを追い掛けるように約28億キロ飛行。到達まで残り390万キロを切った。大半の期間はエンジンを使わず、太陽の重力を利用するなどしてきたが、今年6月上旬にかけてエンジンを噴射し、りゅうぐうの上空20キロまで一気に近づく。