2017年12月29日 01:59 | 無料公開
政府は天皇陛下の退位を巡り、陛下が首相、衆参両院議長、最高裁長官の「三権の長」らと会い、退位を告げる儀式を退位日の2019年4月30日か、その数日前に実施する方向で検討に入った。その後、陛下が皇位継承の証しとして、三種の神器のうち剣や璽(勾玉)を新天皇に引き継ぐ儀式を4月30日に行う運びだ。いずれも憲法上の国事行為とする。政府関係者が28日、明らかにした。 菅義偉官房長官をトップとし、来年1月に設置される準備組織が具体的な儀式の在り方や日程などを調整する。いずれの儀式も天皇の政治関与を禁じた憲法に触れない形となるよう配慮する。