デュトワ氏の出演見合わせ 英管弦楽団、セクハラ疑惑 

 【ロンドン共同】クラシック音楽の世界的に著名な指揮者、シャルル・デュトワ氏(81)のセクハラ疑惑を受け、英ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団は22日、首席指揮者を務めているデュトワ氏の公演出演を当面見合わせると発表した。

 楽団は「疑惑の真実は法的な手続きによって判断されるべきだ」としながらも「疑惑は重く受け止めている。楽団は音楽家やスタッフが安全に働くことのできる環境をつくる責任がある」として、デュトワ氏と話し合い見合わせを決めた。

 疑惑はAP通信が21日に複数の女性被害者の証言を基に報道。米メディアによると、ボストン交響楽団が契約打ち切りを発表した。


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