大野拓朗、主演舞台で意気込み 「自分との戦い」 

取材会に登場した大野拓朗=22日、東京都内

 俳優の大野拓朗が東京都内で、主演するミュージカル「池袋ウエストゲートパーク SONG&DANCE」の取材会に登場。NHK連続テレビ小説「わろてんか」で演じている芸人役と、歌や踊りに挑む今の自身とが重なっているといい「自分との戦いです」と意気込んだ。

 原作は東京・池袋を舞台に若者の青春群像を描く石田衣良の人気小説。公園にたむろするグループの抗争を、舞台では、ダンスバトルの形式で表現するのが見どころだ。

 大野が演じるのは主人公マコト。同年代の男性キャストが多い現場は「男子校感が強い」と笑う。“座長”の立場でもあり、取材会に登場したタカシ役の染谷俊之、京一役の矢部昌暉からは厚い信頼を寄せられている様子だ。

 ただ、大野自身は「タカシと京一にはテーマ曲があり、めちゃくちゃ格好良いけど、マコトにはない。ずるくない?」とおどけてみせるなど、気負いはなかった。

 同ミュージカルは23日から2018年1月14日まで東京芸術劇場、1月19~21日に兵庫県立芸術文化センターで上演。


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