東京に「謎解き」のテーマパーク 歌舞伎町にオープン 

「東京ミステリーサーカス」の外観=東京都新宿区

 若い世代に人気の「リアル脱出ゲーム」などを集めた「謎解き」のテーマパーク、「東京ミステリーサーカス」が東京・歌舞伎町にオープンした。5フロアでさまざまなゲームが楽しめ、非日常的なスリルや達成感を味わうことができる。

 リアル脱出ゲームは、参加者がヒントを基にいろいろな謎を解き、その場所から脱出するもの。2007年にイベントが初開催されて以来、全国各地で催され、常設スペースもあるが、大規模な施設は初めてだ。

 10分で刑務所からの脱出を目指す初心者向けのゲームに挑戦すると、独房をイメージした部屋に実際に鍵が掛けられ、廊下を何人もの看守役が歩く本格的な空間。時計の残り時間に気が焦り、最後の謎が解けずにゲームオーバーとなってしまった。

 敵から身を潜めて情報を集め、わなを突破していく潜入ゲームは、頭だけでなく体も動かし、スパイ映画を実体験するような面白さ。歌舞伎町を巡って聞き込みを行う捜査ゲームや、プロジェクションマッピングを使った幻想的なテーブルゲームもある。

 リアル脱出ゲームを手掛け、同施設を運営する「SCRAP」の加藤隆生代表は「物語の中に入ったような体験を何度もしてほしい」と話している。各ゲームの内容は半年ほどで入れ替える予定で、年間来場者20万人が目標だという。

 ゲームごとに料金(800円~)がかかり、同施設内やウェブサイトなどでチケットを購入できる。


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