翁長知事、中傷電話に不快感 「説明しても差別が改善されず」 

記者会見する沖縄県の翁長雄志知事=21日午前、沖縄県庁

 沖縄県の翁長雄志知事は21日の記者会見で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)に所属する大型輸送ヘリコプターの操縦席窓が、授業中の運動場に落下した市立普天間第二小などに誹謗中傷の電話が相次いでいることに関し「どんなに説明しても繰り返される飽くなきヘイトスピーチや差別が一向に改善されない」と述べ、不快感を示した。

 沖縄戦で米軍が住民の土地を接収して建設した飛行場周辺に、学校や市街地が密集している現状について「古里の周辺に住むのは自然な成り行きだ」と強調した。


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