首相「与野党が改憲案の提出を」 20年見据え、憲法審査会で議論 

 安倍晋三首相は19日、東京都内で講演し、憲法改正について「与野党を問わず具体的な案を持ち寄って、衆参両院の憲法審査会の静かな環境の下で議論を深めていただきたい」と呼び掛けた。2020年に東京五輪・パラリンピックが開かれるのを踏まえ「20年を日本が生まれ変わる年にしたい。新時代の幕開けに向けた機運が高まる時だからこそ、憲法の議論を深めたい」と訴えた。

 一方、20年の改正憲法施行を目指すとした5月の自身の発言について「停滞していた議論を後押しするため一石を投じた。スケジュールありきではない」とも述べた。


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