自民、名護市長選への影響を懸念 米軍ヘリ窓落下事故で 

 自民党安全保障調査会と国防部会は19日、沖縄県宜野湾市の小学校に米軍ヘリコプターの窓が落下した事故を受けて党本部で会合を開いた。出席者からは、米軍普天間飛行場の移設先となる名護市の市長選への影響を懸念する声が上がった。

 中谷元安全保障調査会長は会合冒頭、事故について「極めて危険で言語道断」と指摘。10月に同型機が沖縄県東村で炎上した事故に言及し「原因もまだ聞いていない。深刻な事態だ」と述べた。

 出席した沖縄県選出の議員は「事故は日米安保体制の根幹を揺るがす。来年2月には名護市長選もあり、地元の理解がなければ支えられない」と強調した。


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