ゆうちょ、地銀と連携構想 低金利対応、運用を受託 

 日本郵政傘下のゆうちょ銀行が、地方銀行や企業の運用を引き受ける構想が浮上していることが16日、分かった。低金利で運用難が続く中、ノウハウに乏しい地銀が200兆円を超える運用資産を持つゆうちょ銀行と連携すれば、運用成績の改善やコスト削減が進みそうだ。実現すれば、受託額は数千億円規模に膨らむ可能性がある。

 低金利と人口減少による利用者の減少から、地銀の経営は厳しさを増している。ゆうちょ銀行を「民業圧迫」と批判する対決姿勢から、協調路線に転換する動きが出てきそうだ。

 ゆうちょ銀行で運用部門を束ねる佐護勝紀副社長(50)が共同通信のインタビューで明らかにした。


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