震災遺構、案内板を統一へ 風化防止狙い、復興会議 

「復興加速化会議」を終え、記念撮影する石井国交相(中央)ら=16日、仙台市

 東日本大震災からの復旧・復興状況や今後の課題を共有する「復興加速化会議」が16日、仙台市内で開かれ、国土交通省は、被災地で整備が進む震災遺構や追悼施設の案内看板を統一すると明らかにした。石井啓一国交相は「震災の記録や記憶を生かし、教訓を伝える取り組みを進めていきたい」と述べた。

 風化防止が狙い。震災関連施設を示すピクトグラム(絵文字)を作成、看板に表示することで、初めて見る人にも分かりやすくする。岩手県釜石市でも開催されるラグビーワールドカップや東京五輪で海外客が多く訪れると見込み、複数県にまたがる被災地ツアーのモデルコースも提案する。


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