チリ、左右大統領候補が大接戦 17日決選投票 

チリ大統領選の決選投票候補者、ピニェラ前大統領(左)とギジェル上院議員=11日、サンティアゴ(AP=共同)

 【サンティアゴ共同】南米チリで17日、中道左派バチェレ大統領の任期満了に伴う大統領選の決選投票が実施される。11月の第1回投票で首位だった中道右派ピニェラ前大統領(68)と、2位だったバチェレ氏の後継候補ギジェル上院議員(64)の一騎打ち。世論調査結果によると、大接戦が予想される。

 選挙戦でピニェラ氏は経済発展を、ギジェル氏は社会保障の充実を主要な公約に掲げた。地元メディアによると、両候補は14日夜、首都サンティアゴで投票前最後の集会を開き、ピニェラ氏は「安定した多くの雇用」を、ギジェル氏は「貧しい人たちや中流階級のための政治」を訴えた。


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