初マラソンに満面の笑み 氣志團の綾小路翔 

初マラソンを完走した「氣志團」の綾小路翔=ホノルル(共同)

 人気ロックバンド「氣志團」の綾小路翔が、米ハワイ州ホノルルで行われた「JALホノルル・マラソン」に出場し、5時間24分34秒で初マラソンを完走した。トレードマークの金色のリーゼントに黒の鉢巻き、サングラス姿で走りきり「この世界に生まれてきて良かった。いろんな人に声を掛けてもらい、すごくうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

 10月に千葉県で手賀沼エコマラソン(ハーフマラソン)を走り、「後半はもう殺してくれ、というぐらい脚が痛くなった」と言う。この日は、その反省を生かし、ランナーらとの記念撮影に応じるなど、前半をセーブ。だが、後半は思わぬスコールに遭い「崩れた髪形の自分が人前にいることでモチベーションが下がった。帽子をかぶろうかと悩み、愛想が悪くなった」と反省も口にした。

 氣志團として大会の公式応援団となり、応援歌「RUNNING MAN」では作詞も手掛けた綾小路。高校まではサッカー選手で、長時間のコンサートもこなすなど、体力には自信があるようだ。約2年前から走り始め「いつかマラソンに挑戦したいと思っていた。また走りたい」と意欲的だった。

 ゴールで待ち構えた氣志團のメンバーたちは「ツアー中なのでけがが心配だった。今日は、自分で自分を褒めてあげてもいいと思う」と綾小路の力走をねぎらった。


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