インフラ整備で協力推進 日ミャンマー首脳会談 

会談後に共同記者発表する、ミャンマーのティン・チョー大統領(左)と安倍首相=14日午後、首相官邸

 安倍晋三首相は14日、ミャンマーのティン・チョー大統領と官邸で会談し、ミャンマー最大都市ヤンゴンの開発や電力インフラ整備での協力推進を確認した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮への圧力強化に向け、対北朝鮮制裁の抜け穴をふさぐ方針でも一致した。

 首相は、イスラム教徒少数民族ロヒンギャ迫害が伝えられるミャンマー西部ラカイン州の状況について懸念を表明し「ミャンマー政府が改善に取り組んだ成果を国際社会に示すことが重要だ」と指摘した。

 会談後の共同発表では「ミャンマーの民主的な国造りを官民挙げて支援する」と強調。ラカイン州の道路舗装や学校建設を進めると明らかにした。


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