ジェンキンスさん悼み通夜 新潟・佐渡、曽我さんが遺骨抱き 

チャールズ・ジェンキンスさんの遺骨を手に斎場に向かう、妻の曽我ひとみさん=14日午後、新潟県佐渡市

 北朝鮮による拉致被害者曽我ひとみさん(58)の夫で、11日に77歳で亡くなった元米兵チャールズ・ジェンキンスさんの通夜が14日、新潟県佐渡市の斎場で営まれた。遺族や関係者約100人が参列し、突然の死を悼んだ。

 佐渡では通夜に先立って火葬するのが一般的で、喪主の曽我さんは遺骨を抱いて、遺影を持った長女美花さん(34)、次女ブリンダさん(32)とともに斎場へ。ジェンキンスさんの通訳を務めていた本間啓五さん(66)は「寂しさが募る。もう一度飲みたかった」と静かに語った。笑顔の遺影は本間さんが撮影したものという。


  • LINEで送る