中国人の対日感情改善 世論調査、日本側は進まず 

共同世論調査の結果を発表する日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際出版集団=14日、北京(共同)

 【北京共同】日本の民間非営利団体「言論NPO」と中国国際出版集団は14日、両国で実施した共同世論調査の結果を発表した。日本に「良くない」印象を持っている中国人は前年比9・9ポイント減の66・8%で、12年の日本政府による沖縄県・尖閣諸島国有化に中国が猛反発した以前の水準(64・5%)まで回復。

 一方、中国に「良くない」印象を持つ日本人は3・3ポイント減の88・3%で高止まりしており、日本人の対中感情の改善が進んでいない現状が浮き彫りに。言論NPOの工藤泰志代表は北京市で会見し「中国側は訪日観光客が増え、若者層は携帯電話で日本の情報を得ている」と分析した。


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