3千円以上のベア要求へ 自動車総連、18年春闘で 

 自動車メーカーなどでつくる産業別労働組合の自動車総連は14日、中央執行委員会を開き、2018年春闘でベースアップ(ベア)に当たる賃金改善分として3千円以上を要求する方針案を確認した。3年連続の同水準で、来年1月11日の中央委員会で正式決定する。

 高倉明会長は「株価は上昇し雇用情勢もいい指標が出ているが、国民には実感のない経済成長が続いている」と指摘。一方で今年の春闘でベアが獲得できなかった労組もあり「一体として取り組める水準にした」と要求額を据え置いた理由を説明した。

 方針案では、直接雇用の非正規労働者について時給20円を目安に賃金改善を求めるとした。


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