貴乃花親方が聴取拒否、長期化へ 日馬暴行発覚から1カ月 

日本相撲協会の定例理事会に臨む八角理事長(手前)と貴乃花親方(左奥)ら=11月、東京・両国国技館

 大相撲の元横綱日馬富士関による平幕貴ノ岩関への暴行事件は14日、発覚から1カ月を迎えた。元日馬富士関は引責で11月29日に引退。日本相撲協会は事態の年内決着を目指しているが、協会危機管理委員会による貴ノ岩関聴取を、師匠の貴乃花親方が拒否しており、収束まで長期化の様相を呈している。

 危機管理委の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)は先月30日、元横綱の書類送検を警察の捜査終了とし、この時点で貴乃花親方が聴取に協力する意向を示したと説明していた。しかし元日馬富士関が12月11日に書類送検された後、貴乃花親方は地検の処分が出るまで聴取に応じない旨を伝えてきた。


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