2017年12月14日 17:56 | 無料公開
「ブラック校則」をなくすプロジェクトの説明をするNPO法人「キッズドア」の渡辺由美子理事長。右は評論家の荻上チキさん=14日午後、文科省
特定の髪形を禁止したり、スカートの長さを指定したりといった、生徒に理不尽なルールを強要する「ブラック校則」をなくそうと、教育関係のNPO法人や評論家の荻上チキさんらがプロジェクトを立ち上げ、14日に記者会見した。時代に合った校則がどうあるべきか、意見を募り、議論を呼び起こしたい考えだ。
生まれつき茶色っぽい髪を黒く染めるよう強要されたとして、大阪府立高の女子生徒が訴訟を起こしたことをきっかけに活動を開始。荻上さんは「校則違反の生徒を公然と非難したり『地毛証明書』などを提出させたりといった学校側の指導が、生徒たちに違和感を覚えさせている」と指摘した。