平昌五輪を機に米朝対話期待 平壌訪問の国連事務次長 

13日、ニューヨークの国連本部で共同通信の単独取材に応じるフェルトマン事務次長(共同)

 【ニューヨーク共同】核・ミサイル開発を強行する北朝鮮と米国が対立する中、平壌を訪問した国連のフェルトマン事務次長(政治局長)は13日、来年2月の平昌冬季五輪まで北朝鮮が挑発行為を自制すれば、平和的解決のための対話に向かう転機になり得るとの期待を示した。米朝間に技術的な意思疎通の手段が存在しないため「偶発的な衝突が起きる危険を強く感じる」と懸念を表明。李容浩外相らとの会談で日本人拉致問題は取り上げられなかったと明らかにした。

 国連本部で共同通信と会見した。5~9日の訪朝後、メディアの単独取材に応じるのは初めて。


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