NZ地震、立件断念で説明会 遺族「納得できない」 

 【シドニー共同】ニュージーランド警察は14日、2011年のニュージーランド地震で日本人28人を含む115人が死亡したビル倒壊の立件を断念したことについて、被災地クライストチャーチで遺族らを対象に説明会を開いた。捜査の経緯や立件断念に至った背景を説明したが、遺族側からは「納得できない」との声が上がった。

 妻を亡くしたマーン・アルカイシさんによると、説明会には遺族ら約40人が参加。アルカイシさんは「起訴しないという結論に国民の大部分が同意していないことをどう思うか、と問い詰めたが、警察は返答に困っていた」と話し「われわれは決して諦めない」と力を込めた。


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