臍帯血販売の元社長も有罪 無届け移植事件、松山地裁 

 国に無届けで行われた他人の臍帯血移植に関わったとして、再生医療安全性確保法違反などの罪に問われた茨城県つくば市の臍帯血販売会社「ビー・ビー」(解散)の元社長篠崎庸雄被告(52)に、松山地裁は14日、懲役2年4月、執行猶予3年(求刑懲役2年6月)の判決を言い渡した。

 末弘陽一裁判長は判決理由で、「医師らに誤った説明を重ねて提供を続け、無届けの移植を助長した」と指摘し、一連の事件の共犯者と比較しても刑事責任は重いとした。一方、会社を既に解散したなどとして執行猶予を付けた。


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