対北朝鮮制裁の重要性を確認 首相、国連事務総長と会談 

国連のグテレス事務総長(左)と握手する安倍首相=14日午前、首相官邸

 安倍晋三首相は14日、国連のグテレス事務総長と官邸で会談し、石油供給制限を柱とした国連安全保障理事会による対北朝鮮制裁決議を完全に履行する重要性を確認した。朝鮮半島の非核化が地域の平和と安定に欠かせないとの認識でも一致。首相は拉致問題の早期解決に向けた協力を改めて呼び掛けた。グテレス氏の来日は国連事務総長就任後初めて。

 北朝鮮を巡っては国連のフェルトマン事務次長(政治局長)が5~9日に訪朝しており、首相とグテレス氏との会談で議題に上った可能性がある。首相は会談で、北朝鮮の核問題を巡る国連安保理の閣僚級会合が米ニューヨークで15日に開かれることに触れた。


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