首相、感染症対策に3千億円支援 国際保健会議で表明 

保健医療に関する国際会議であいさつする安倍首相=14日午前、東京都内のホテル

 安倍晋三首相は14日午前、東京都内で開かれた保健医療に関する国際会議で、途上国の感染症対策や乳幼児医療の普及のため総額約29億ドル(約3300億円)規模の支援を実施すると表明した。2023年までに基礎的な保健サービスを受けられる人口を世界全体で10億人増やす目標を提唱。各国の普及状況を把握するため、同様の会合を定期的に開催する意向も示した。

 会議で首相は、「国民皆保険制度や介護保険制度などで培った高齢化社会の経験をアジア諸国と共有していきたい」と呼び掛けた。

 20年には、食料の安定供給の取り組みを促進するため「栄養サミット」を東京で開催すると説明した。


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