最古の首長竜、絶滅逃れる ドイツの2億年前の地層 

 「首長竜」と呼ばれる海の大型爬虫類プレシオサウルス類の最古の化石を見つけたと、東京大や岡山理科大などの国際チームが13日付の米科学誌に発表した。

 ドイツの2億年前の三畳紀の地層で発見。これまで首長竜はその後のジュラ紀に現れたと考えられていた。三畳紀末には多くの海生生物が姿を消す大絶滅が起きたが、首長竜はその前に現れて絶滅を生き延びたらしい。骨の組織を分析すると、哺乳類や鳥類のように体温を高く保つ仕組みがあり、成長が早かったとみられる。

 三畳紀末の大絶滅の原因を巡っては、海底マグマの噴出や隕石の落下などさまざまな説がある。


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