文科省、SNSいじめ相談2億円 全国20カ所で開始 

 文部科学省は13日、会員制交流サイト(SNS)を活用し、子どもからいじめなどの相談を受ける事業の導入経費として、2017年度補正予算案に2億円を盛り込む方針を決めた。子どものコミュニケーションツールの中心となっているSNSを使い、きめ細かいケアにつなげる狙い。今後、参加する自治体や教育委員会を募り、全国20カ所程度で事業を始める。

 当初は18年度の事業開始を予定していたが、神奈川県座間市で切断遺体が見つかった事件でSNSが悪用されたことから、SNS上で安全に悩みを相談できる環境を早期に整えるため事業を前倒しすることにした。


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