伊方差し止め、福島避難者ら評価 「正当だ」「素晴らしい」 

 四国電力伊方原発3号機の運転を差し止めた13日の広島高裁決定に関し、東京電力福島第1原発事故の影響が続く福島県内の避難者らは「差し止めは正当だ」「素晴らしい決定」と評価した。

 「われわれのような犠牲者を二度と出さないためにも、差し止めは正当だ」。第1原発が立地する大熊町から同県会津若松市に避難する渡部隆繁さん(68)は強い口調で語った。

 いわき市の仮設住宅に避難している富岡町の女性(65)は「原発はもうたくさん」と淡々と話した。

 10月に福島地裁が原発事故を国と東電の責任と認めた訴訟の原告団長中島孝さん(61)=相馬市=は「素晴らしい決定」と歓迎した。


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