2017年12月13日 19:09 | 無料公開
広島高裁が出した四国電力伊方原発3号機の運転差し止めの文書を掲げる住民側弁護団の河合弘之弁護士(左端)=13日午後
「歴史的転換点だ」。四国電力伊方原発3号機の運転を差し止めた13日の広島高裁決定に、仮処分を申し立てた住民や詰め掛けた支援者ら約110人からはどよめきが上がり、すぐに「やった」「涙が出そう」と喜びの歓声に変わった。四国電の担当者は「残念だ」と厳しい表情を浮かべた。
午後1時半ごろ、住民側弁護団の河合弘之弁護士がこわばった顔で裁判所を飛び出し、決定文を掲げながら「勝った」と声を張り上げた。原発運転禁止を求める訴訟は全国で敗訴が相次ぐ。河合弁護士が「流れを変えた」と言葉に力を込めると、大きな拍手が湧いた。