町長が税金滞納情報漏らした罪 在宅起訴、茨城・八千代 

 第三者に他人の税金滞納情報を漏らしたとして、水戸地検は13日、地方税法違反(秘密漏えい)の罪で茨城県八千代町の大久保司町長(80)を在宅起訴した。

 起訴状などによると、2014年12月18日、町内の自宅で、15年1月投開票の町長選の対立候補だった男性(69)が「税金を二百数十万円滞納している」と第三者に漏らしたとされる。

 町長選では、大久保町長が5選を果たした。男性は落選後、町議選で当選した。

 関係者によると、今年2月に男性が告訴状を地検に提出。町長について「選挙を有利に展開するよう狙って情報漏えいした」などと主張したという。


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