JRから工事費漏えい否定 リニア入札妨害で大林組側  

 リニア中央新幹線の非常口新設工事を巡る入札妨害事件で、工事を受注した大手ゼネコン大林組側が、東京地検特捜部の任意の調べに「発注者のJR東海側から工事費の情報は聞いていない」と漏えいを否定していることが13日、関係者への取材で分かった。

 一方、JR東海の担当者が工事費や入札参加業者などの情報を大林組に漏らし、大林組が受注活動を有利に進めたとの逆の情報があり、特捜部は選定の過程に不正がなかったか慎重に調べている。

 関係者によると、大林組側は、JR東海の担当者との間で工事の条件や技術仕様といった情報について、やりとりしたことは認めているもようだ。


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