20年に独自の着陸船で月に 東京の宇宙ベンチャー計画 

記者発表で披露された宇宙ベンチャー「ispace」の月面着陸船の縮小模型=13日午後、東京都中央区

 民間初の月面探査を競う国際コンテストの参加チーム「HAKUTO(ハクト)」を運営する宇宙ベンチャー「ispace」(東京)は13日、独自に月面着陸船を開発し、2020年に月に軟着陸させるとの新たな計画を発表した。

 着陸船で月面に探査車を送り込む。将来、資源として利用できる水の存在を調べたり、国内外の研究機関向けに月に物資を運んだりする事業を展開する方針という。

 着陸船は高さ1・5~2メートル程度で、30キロの荷物を積める。二つ作製し、一つ目は19年末に月の周りを回る軌道に投入して月面を観測。二つ目は20年末にも探査車を載せて軟着陸させる。


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