政治家暗殺企てた中尉起訴 ドイツ、シリア難民装う 

 【ベルリン共同】ドイツの検察当局は12日、寛容な難民政策を支持する政治家らへの暗殺テロを企てた罪で、連邦軍中尉の男(28)を起訴したと発表した。男は偽名でシリア難民として保護申請しており、難民による犯行に見せかけてドイツ国内で難民に対する反発をあおる計画だった。

 検察当局によると、男は極右思想の持ち主で、マース法相や連邦議会(下院)のロート副議長らを標的にしようとしていた疑いが持たれている。検察当局は当初、ガウク前大統領も標的になっていたとしていた。

 男はテロを実行するために実弾千発以上と爆発物50個以上、銃器3丁を連邦軍から盗むなどして入手していた。


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