無断の凍結卵出産、親子の判断は 法的な父子関係めぐり15日判決 

 夫婦関係が悪化して別居後、過去に冷凍保存した受精卵を妻が夫に無断で使って妊娠、出産した場合、夫と子どもの間に法的な親子関係があるかが争われた訴訟の判決が15日、奈良家裁で言い渡される。生殖補助医療の高度化や体外受精の浸透に伴い、民法で想定されていなかった家族関係のトラブルをどう判断するか注目を集めそうだ。

 問題となったのは、奈良県内に住む外国籍の男性(46)が、県内の女性(46)の産んだ第2子の長女(2)とは親子関係がないと提訴した訴訟。


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