自動車6千台に検査ミス恐れ 無償で再検査呼び掛け 

 自動車の安全や性能の検査を実施する独立行政法人「自動車技術総合機構」は12日、不具合のあった、ヘッドライトの向きやブレーキの制動力を調べる機器を使って検査し、自動車約10万3千台を適合と判定していたと発表した。このうち約6千台が保安基準を満たしていなかった恐れがある。機構は無償で再検査を実施するとしており、所有者に再び持ち込むよう呼び掛けている。

 機構によると、機器に不具合があったのは2016年3月~今年11月に実施した一部の検査。メーカーから機器を納入した時点でプログラムに不備があった他、修理した際に設定ミスがあった。事故やトラブルは報告されていない。


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