文科省系法人、52億円を融資 スパコン詐欺事件関連会社に 

 スーパーコンピューター開発会社「ペジーコンピューティング」(東京)の社長らが助成金を巡る詐欺容疑で逮捕された事件に絡み、林芳正文部科学相は12日、文科省所管法人の科学技術振興機構(JST)が、これまで同社の関連会社に開発委託費として52億円を融資したと明らかにした。

 林氏は「開発は着実に進展していると評価されていた。今後、JSTが会社にヒアリングし、対応を検討する」と述べた。融資した全額に担保が付いているという。JSTは「不正な申請との認識はないが、詳しく調べる」としている。

 JSTによると、融資を受けたのは「エクサスケーラー」(東京)。


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