2017年12月12日 17:55 | 無料公開
リニア中央新幹線の「名城非常口」新設工事現場で、発注者などが記載された看板=12日午後、名古屋市(電話番号を加工しています)
リニア中央新幹線の非常口新設工事を巡る入札妨害事件で、大林組(東京)を代表とする共同企業体(JV)など少なくとも三つの企業・JVがJR東海の公募に参加していたことが12日、関係者への取材で分かった。価格協議など2段階の審査を経て、最終的に大林組が約90億円で受注。東京地検特捜部は選定の経緯を調べている。
選定過程で、JR東海の担当者が公開されていない工事費などに関する情報を大林組に漏らしていた疑いがあることが既に判明。大林組はこれを利用して受注活動を有利に進めていたとみられる。