いじめ自殺、円滑な事実解明要望 青森市の中2遺族 

 いじめを訴えて昨年8月に自殺した青森市立浪岡中2年の葛西りまさん=当時(13)=の遺族が12日、経緯を調べている市教育委員会の新たな審議会メンバーと同市内で面会し、調査状況を随時開示し、円滑な事実解明を進めるよう要望した。

 調査を巡っては、前の審議会が報告書原案をまとめたが、りまさんを「思春期うつ」と認定したことに遺族側が反発。答申を見送り、5月に全委員が退任した。市教委が遺族の要望を踏まえて委員を選び直し、今月6日に調査を再開した。

 葛西さんの父剛さん(39)は面会後の取材に「新しい審議会とは信頼関係を築きたい。正当な事実認定をしてほしい」と求めた。


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