ガザ行政権の移譲、再延期か 米大統領の首都認定影響も 

 【エルサレム共同】イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザの行政権限を自治政府に移譲する期限だった10日、自治政府の主流派ファタハやハマスは権限移譲に関する公式発表を行わなかった。期限は準備不足を理由に当初の12月1日から10日に先送りされたが、再度延期されたとみられる。

 ハマスが独自に雇用してきた公務員の処遇を巡る対立などが解消されていないほか、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認定したことを巡る混乱も影響したとの見方がある。

 ガザの行政権限移譲は10月にファタハとハマスが発表した「和解」に基づく措置。


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