NZ地震、立件断念で抗議集会 ビル倒壊の遺族らが参加 

 【シドニー共同】2011年のニュージーランド地震で日本人28人を含む115人が死亡したビル倒壊を巡り、警察が刑事事件としての立件を断念したことに抗議する集会が10日、被災地クライストチャーチで開かれ、地元の遺族ら約150人が参加した。ニュージーランドのメディアが伝えた。

 妻を亡くした地元遺族のマーン・アルカイシさんは「不公平な決定に抗議するために集会を企画した。家族は正義と説明責任を求めている」とあいさつした。

 参加者らは「115人の将来の計画が消された」「説明責任の破綻」などと書かれたプラカードをビル跡地のフェンスに掲げたり、花を手向けたりした。


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