被爆者ら平和賞展示を視察 遺品のかばんやロザリオ 

ノーベル平和センターで被爆資料を視察する被爆者=9日、オスロ(共同)

 【オスロ共同】非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)へのノーベル平和賞授賞式に合わせ、ノルウェー・オスロを訪問中の広島、長崎の被爆者ら約30人が9日夕(日本時間10日未明)、ノーベル平和センターで11日から一般公開される被爆資料などの平和賞関連展示を視察した。

 被爆者らはリブ・トーレス館長の案内で、センター2階の一角に設けられた展示コーナーを見学。広島、長崎の原爆資料館などが貸し出した、ぼろぼろになったかばんやひしゃげた弁当箱などの遺品、ちぎれたロザリオのほか、世界各地の核実験に関するパネルなどに見入った。


  • LINEで送る