韓国採用不正、5年で2千件超 政府、中間調査結果を発表 

公共機関の職員採用を巡る不正の中間調査結果を発表する、韓国政府の幹部ら=8日、ソウル(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国政府は9日までに、公共機関の職員採用を巡る不正の中間調査結果を発表し、縁故採用など2234件の不正や不適切な行為が確認され、うち143件で処分を検討すると明らかにした。一部は捜査を依頼。過去5年を調査対象期間としており、朴槿恵前政権下の「悪癖」としてアピールする可能性もある。

 発表によると、公共機関トップが知人の子どもの履歴書を人事担当に渡して採用を指示したり、採用情報を適切に公開せず一部で回したりするなど多様なケースが判明。選考過程で恣意的な加点や減点も発覚した。

 調査は文在寅大統領の指示を受け10~11月、275機関を対象にした。


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