津波被災地で復興沿岸道路が延伸 宮城・南三陸町 

三陸沿岸道路の南三陸海岸IC―歌津IC間の開通記念式典でテープカットする関係者=9日午後、宮城県南三陸町

 東日本大震災の復興道路として国土交通省が整備している三陸沿岸道路の南三陸海岸インターチェンジ(IC)―歌津IC間の4・2キロが9日、開通した。宮城県南三陸町は津波で壊滅的な被害に遭い、幹線道路の国道45号が通行不能となった。同区間は津波浸水区域外にあり、災害時の輸送路としての役割も担う。

 歌津IC付近で同日開かれた記念式典には、国交省や県、町関係者ら計約230人が出席。テープカットや車両約30台の記念パレードが行われた。南三陸町の佐藤仁町長は取材に「この日を迎えられ、町民全員が喜んでいる。たくさんの人にアウトドアを楽しみに来てほしい」と話した。


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