中国の貿易総額14・7%増 11月、内外需が堅調が推移 

 【北京共同】中国税関総署が8日発表した11月の輸出と輸入を合わせた貿易総額は前年同月比14・7%増の3945億ドル(約44兆7千億円)だった。前年同月を上回るのは11カ月連続。貿易黒字は402億ドルだった。

 輸出は12・3%、輸入は17・7%それぞれ増えた。中国国内の景気と外需がともに堅調に推移していることを反映した。

 1~11月累計の輸出を商品別に見ると、各国との貿易摩擦の要因となっている鋼材は数量ベースで前年同期比30・7%減、金額ベースでも0・5%減少した。過剰生産能力の削減が進んだ上、国内需要が回復していることが要因とみられる。


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