巡航ミサイルを追加要求、防衛省 18年度予算に、攻撃目的を否定 

 小野寺五典防衛相は8日の記者会見で、航空自衛隊の戦闘機に搭載する3種類の長距離巡航ミサイルの導入に向けた費用を2018年度予算案に計上するため、追加的に要求すると発表した。日本防衛のためで「敵基地攻撃を目的としたものではない」と説明した。

 巡航ミサイルを保有した場合、日本にミサイルが向かう前に、相手の発射台などを破壊する敵基地攻撃能力の保持になるとの指摘がある。専守防衛の立場との整合性を巡り議論となりそうだ。

 小野寺氏は、巡航ミサイル導入に関し「専守防衛に反しない。考え方にいささかも変更はない」と強調。敵基地攻撃能力には「米国に依存している」とした。


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